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宝珠山 健*
JAERI-M 7276, 19 Pages, 1977/09
MoとMoの中性子核データについての評価を行った。内容は全断面積、弾性散乱断面積、捕獲断面、非弾性散乱断面、更に弾性・非弾性散乱中性子の角度分布、弾性散乱に対する実験室系での散乱角度の余弦の平均、非弾性散乱における二次中性子のエネルギ分布等である。入射中性子エネルギは10eVから15MeVである。共鳴領域では、BNL-325第3版及び他のデータより分離共鳴パラメータのセットを選定した。高速中性子エネルギ領域では、五十嵐(JAERI)によって開発された計算コードCASTHYを用いて断面積を理論計算により求めた。得られた中性子捕獲断面積は他のデータと比較して妥当なものであることを確認した。今回の結果は他のMo同位元素及び天然Mo元素と一所にENDF/B形式で日本独自の評価済核データライブラリ第1版JENDL-1に格納済である。
杉山 康治; 菊池 士郎
Nuclear Physics A, 264(2), p.179 - 187, 1976/02
被引用回数:6Moに対する中性子非弾性散乱断面積を放出された線の角度分布が中性子エネルギー1.5MeV-4.0MeVの範囲で測定された。実験結果は複合核反応理論及び結合チャンネル理論に基づいて解析され、Moの非弾性散乱断面積並びに弾性散乱,全断面積を再現できる光学模型ポテンシャルが求められた。又1.74MeVの励起エネルギーを持ったレベルが観測され、このレベルのスピン・パリティーが0であると確認された。この0レベルは殻模型及び集団運動模型によって説明され得るものである。